後継者が継ぎたい会社、継ぎたくない会社の差とは?

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ファミリービジネス、日本語で「家族経営・同族会社」という言葉はご存知でしょうか?

日本で家族経営というとあまりイメージが良くないかもしれませんが、実は日本の企業の約9割がファミリービジネスで成り立っているのです。

大企業のトヨタ自動車や星野リゾートなど、誰もが知っている会社はもちろんのこと中小企業のほとんどはファミリービジネスによって成り立っています。

そんなファミリービジネスで一番の問題となっているのが「後継者問題」です。
少子高齢化を迎えている日本では後継者の確保が日に日に難しくなっていますが、ファミリービジネスを行なっている会社でも後継者問題は大きな悩みの種です。

後継者である子どもが必ずしも会社を継ぎたいと思うかは分からないので、継ぎたい会社であるのかという点が重要になってくるでしょう。

そこで今回は後継者が継ぎたい会社と継ぎたくない会社の差について詳しく解説していきます。

 

ファミリービジネスで後継者が継ぎたくない会社

 

ファミリービジネスで後継者が継ぎたくないと思う会社はどのような会社でしょうか。以下でいくつか代表的な例を紹介します。

常にお金に困っている会社

ファミリービジネスは家族・同族経営で会社を動かしているので、家族の中でも会社の話題が上がることが多いです。

特に父・母のどちらかが経営者で、もう片方も同じ会社に働いているというケースは多々あります。そういった状況だと、父母や祖父母の間でも会社の経営の話題が家族の会話の中でも出てくるでしょう。

会話の中で資金の話になり、常にお金に困っている・資金繰りでトラブルがある印象を後継者が抱いてしまうと、後継者はその会社を継ぎたい会社だとは考えることはほとんどありません。

会社を継ぐということは、ある程度安定した基盤を求めている後継者も多いです。常にお金に困っている会社をわざわざ自分が継ぎたいという人は少ないでしょう。

事業の将来性がない会社

いくら会社を継げるといっても、会社の行なっている事業に将来性が無ければ後継者は継ぎたくないものです。

特に現代社会ではITツールの発達が急速に進んでおり、~年後に無くなる仕事といった特集も雑誌で組まれるほど仕事のあり方というのが大きく変わってきています。

そのため将来性の無い事業に魅力を感じない後継者が、会社を継がないという選択をしてもやむをえないといわざるおえないでしょう。

後継者が今の仕事を捨てたくない場合

後継者が会社を継ぎたくない理由として、今の仕事で成功しておりわざわざファミリービジネスを継ぎたくないという場合があります。

若い後継者がファミリービジネスとは関係のない仕事に就いており、経営者が高齢になり家業を継ぐかつがないかという事態に直面した場合に、後継者は家業か現職か悩むことになるケースが多いです。

特に現職が関係のない仕事の場合には、今まで培ってきたスキルが役に立たないで一から学ばなければいけないので、後継者は非常に苦労してしまう恐れがあります。そのため、後継者の今の仕事とマッチしているかも重要になってくるでしょう。

 

ファミリービジネスで後継者が継ぎたい会社

 

ファミリービジネスで後継者が継ぎたい会社はどういったものでしょうか。

現代社会において需要があり成長する可能性がある会社

長く続いているファミリービジネスの会社では、伝統や格式を重要視しており、あまり現代社会で成長可能性のない会社もあるのは事実です。

しかしその中でも、積極的にSNSやITを使って、事業規模を大きくしたり新規事業に挑戦し続けている会社もあります。

後継者である若い人にとっては、伝統・格式といったものよりも成長可能性を持った会社の方が魅力が感じられるのが事実ではないでしょうか。

そのため今後ますますデジタル化が進んでいく現代社会において、成長可能性がある会社というのも後継者が継ぎたい要素の1つといえます。

後継者が新しい経営者として受け入れられるか

後継者がファミリービジネスを継ぐ際に重要視するのが、自分が新しい経営者となったとしても受け入れられるかどうかというものがあります。

ファミリービジネスでは、現経営者の優れたパフォーマンスや技術によって成り立っているという事業が多いのも事実です。

そのため大手企業のような「仕組み」として後世に残すようなシステムが確立していないという場合がほとんどのケースにおいて見られます。

現経営者が後継者と経営を変わったとしても、現在の会社の規模を維持することができるのか、現経営者の特殊な技術を受け継ぐことができるのかは後継者にとって事業を継ぐ際の大きな問題となってくるでしょう。

この「仕組み」ができており、特殊な技術など全て問題なく受け入れられる会社は、後継者としても何も不安なく継承することができるので、継ぎたい会社といえるのではないでしょうか。

経営者としての準備ができる環境

後継者もそれまではファミリービジネスの一員として働いている場合や、他の会社で働いていることはあっても、経営者として働いていることはほとんどありません。

そのため突然経営者として全ての責任を背負う立場になるのは、後継者としても非常にストレスがかかり心理的な負担が大きいものとなってしまうでしょう。

そのため会社としても、後継者が新しい経営者として責任のある立場に慣れることができるやり方を構築することができれば、後継者としてもしっかりと経営者として準備ができます。

そのため現経営者が後継者をフォローしながら徐々に事業を受け渡していくという形が理想です。後継者が突然会社を継ぐことになったということにならないように、あらかじめ準備ができる環境かどうかというのも継ぎたい会社の必須要素といえます。

 

後継者が継ぎたい会社・継ぎたくない会社の差

 

今回はファミリービジネスにおいて、後継者が継ぎたい会社と継ぎたくない会社の差を紹介してきました。

個人の自由が叫ばれる現代社会において、以前のように後継者が当たり前のようにファミリービジネスを継いでくれる時代ではなくなってきたのが事実です。

そのため現経営者も後継者が継ぎたくなるように、あらかじめ様々な準備をしておくことが重要になってくるでしょう。

後継者としっかりコミュニケーションをとって、事業を引き継いでいく準備をすることがおすすめです。

 

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