新卒採用のトレンド

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はじめに


「2021年の新卒採用トレンドがどうなってるのか知りたい」

「どうすれば、新卒者に興味を持ってもらえるのだろう?」

「この先、企業の採用状況はどうなっていくのか?」


そういった疑問にお答えする内容の記事です。

この記事では

・2021年の新卒採用方法のトレンドが分かる
・各トレンドのメリット・デメリットが分かる
・今度の採用の流れが分かる

をご紹介します。

ぜひ、新卒採用を成功させる足がかりとしていただければ幸いです。

 

新卒採用はどのような状況なのか?


2020年から続く「新型コロナウイルス」の感染拡大により世界は大きく変動しています。

それは、企業のあり方や求職者の意識までも大きく変えています。

実際、企業に依存した労働から個人としての強さをビジネスにする人々が多く現れてきました。

・インフルエンサー
・ユーチューバー
・フリーランス
・ノマドワーカー

今後もさらに、いろいろな形態のビジネスモデルが現れてくると考えられます。

そんな激動の時代に、企業はどのように人材確保に励めばよいのでしょうか?
きっと多くの企業が、日々あたまを悩ませているに違いありません。

そのお悩みを解決するべく、まずは新卒採用方法トレンドをご紹介します。

トレンドを把握できていれば、目測を立て対策することができますよね?

まずは主な5つトレンドから見ていきましょう。

 

新卒採用方法のトレンド5選


①新卒紹介


1つ目にご紹介する新卒採用方法は
「新卒紹介」です。

マイナビやリクナビといったサービスに登録した学生をプロのエージェントが紹介する方法です。

多くのサービスは「成果報酬型」なので、初期費用は無料の場合がほとんどです。

費用は、学生を採用できた場合に発生します。

新卒紹介のメリットは、

・エージェントが工程の多くを行う
・採用担当者の負担が軽くなる
・自社に希望にあった学生を紹介してもらえる

デメリットは、

・サービスに登録している学生としか出会えない
・採用時に支払う費用が高い

という点があげられます。

高い費用を払ってでも、短期で新卒採用したい企業に向いていると言えるでしょう。

②インターンシップ


2つ目にご紹介する新卒採用方法は

「インターンシップ」です。

国内で採用している企業は多くありませんが、じわじわと増えています。

インターンシップとは、一定期間おこなう職業体験のことをいいます。

期間は1日体験から、数ヶ月~数年という長期間のものまで様々です。
1日体験でしたら、企業側も取り入れやすいと思います。

インターンシップの一番のメリットは

「企業と学生のミスマッチを防ぐことが出来る」


という点です。

従来の採用方法で雇ったとしても「いざ入社してみたら、思ってたのと違ったな…」と早々に離職してしまうケースが少なくありません。

そうしますと、雇用した企業としても採用費用の損失になってしまいます。

そういったミスマッチを避けることが出来るのが、インターンシップなのです。

また、企業のプロモーション活動としても有効な戦略となりえます。

デメリットとしては、

・通常業務をしながら学生を見るという現場への負担
・自社で企画・準備する手間がかかる

という点です。

また、ブラックインターンと呼ばれる

・学生へ重労働をさせておきながら、給料を支払わない
・残業代を支払わない
・最低賃金以下の支払いしかしない

などという行為を働いてしまうと、会社の信用が一気に落ちてしまいます。

最悪、訴えられることになるので、双方の為にもしっかりとした体制を設けたいですね。

③WEB説明会およびWEB面接


3つ目にご紹介する新卒採用方法は
「WEB説明会およびWEB面接」です。

コロナ渦の昨今は、だいぶ主流になってきた採用方法ではないでしょうか?

WEB説明会およびWEB面接のメリットは

・学生の住む地域を問わない
・オンラインで自社の情報を発信し、応募を募ることが出来る

という点です。

従来の方法であれば、学生側の交通費や日程などの都合により応募を断念せざる負えない地地方学生もいたはずです。

そういった学生へのアプローチが可能になり、採用の選択肢がぐっと広がります。

また、オンラインなので企業と学生が時間の都合を合わせやすいというメリットもあります。

デメリットとしては、

・対面ではないので、お互いの細部の情報が伝わりにくい
・両者の通信環境に依存する上に、タイムラグなどのトラブルが発生することもある
・面接官がオンラインツールの使用法を把握しておくことが必要となる

という点です。

今後もWEB説明会およびWEB面接の需要は、高まっていく傾向にあります。

早めの対策をして、ツールの使用にも慣れておくと新卒採用がを円滑に進めることができそうですね。

④ミートアップ


4つ目にご紹介する新卒採用方法は
「ミートアップ」です。

ミートアップとは簡単に言うと「交流会」です。
雰囲気としては「オフ会」に近いかもしれません。

自社に興味のある学生と、フランクに情報交換したり、食事を共にします。

ミートアップのメリットは

・自社の雰囲気を肌で感じてもらう事ができる
・リラックスした雰囲気なので、お互いが打ち解けやすい
・自社のファンを増やすキッカケ作りになり、結果的に採用に繋がる

という点です。

デメリットは

・集客が難しい
・継続して行うことで効力を発揮するので、企画を考え続ける必要がある
・通常業務をこなす社員の参加を要するので、理解を得る必要がある

という点です。

ミートアップは、採用に繋がるのはもちろんのこと、自社のファンを増やすことにも繋がります。

その結果、社会的信用を得る事ができ、採用以上の収穫を獲得できる可能性があります。

現在は主にIT企業などが採用していますが、時代の流れによりどんどん取り入れる会社が現れるかもしれませんね。

⑤ソーシャルリクルーディング


最後にご紹介する新卒採用方法は
「ソーシャルリクルーディング」です。 

ソーシャルリクルーディングとは「SNSを利用した新卒採用方法」です。

TwitterやFacebook、Instagramといった様々なSNSが世の中には存在しています。

20代のSNS利用率は、100%に近いと総務省により発表されています。(平成29年度)

実際に、SNSを活用したエンジニアやライター募集などがよく見受けられます。

ソーシャルリクルーディングのメリットは

・素早く情報を拡散できる
・バズると更に多く拡散され、普段では届かない層にも認知される
・求職する学生がアクティブに利用しているので、自社の存在を見つけてもらえる可能性がある
・学生の普段の発信内容から、人柄やポテンシャルを把握しやすい
・SNS運用のみで済むので、採用コストが抑えられる

デメリットは

・炎上する可能性がある
・情報発信しつづけないと効果がない

という点があります。

SNSはほぼ全ての学生が利用しており、拡散力が強く幅広いアプローチできるのがソーシャルリクルーディングの強みです。

ですが、炎上するようなネガティブなことが発生するとその拡散力の強さゆえ、一気に社会的信用を大きく失う怖さもあります。

ハイリスク・ハイリターンな側面があるので、発信内容は特に精査したいですね。

新卒採用における今後の動向


ここまで新卒採用のトレンドを5つご紹介させていただきました。

まとめると…

①新卒紹介
②インターンシップ
③WEB説明会およびWEB面接
④ミートアップ
⑤ソーシャルリクルーディング

でしたね。
あくまでこれらは方法論です。

このコロナ渦や激しく変化する世の動きをキャッチしないことには採用を成功させることは難しいです。

では、新卒採用は今後どのように動いていくのか?
採用される企業様はとても気になる部分ではないでしょうか?

ここからは今後の新卒採用の流れを予想し、お伝えしていきます。

①リアルでのイベントが行えず、母集団確保が難しくなる


新型コロナウイルスの感染拡大により、リアルでの合同説明会などの開催が困難になっています。

そうなると、今まで通りに学生が自社を訪ねてくることを待っているだけでは、限界があります。

ですから、企業側も今回ご紹介したトレンドやあらゆるツールを使う必要があります。

自ら学生にアピールし、確保していく姿勢が今後の企業には必要とされてきます。

②対面でのコミュニケーションが減り、企業を選びきれない学生の終活長期化が起きる


今までは、会社訪問や説明会などで学生が社風や雰囲気を参考に企業選びをすることができました。

しかし、現在はその機会が失われており、企業のHPや書面やレビューなどを参考にするしかできない状況にあります。

そうなると、学生は企業選びを慎重にせざる負えなくなり、結果として就活の長期化を招くことになります。

企業としては貴重な人材を確保できない、機会損失にも繋がりかねません。

こちらもやはり、企業から様々なツールや手段を用いて、積極的に学生にアプローチしていくことが解決の糸口になります。

 

最後に


いかがでしたでしょうか?

新型コロナウイルスの感染拡大により、従来の新卒採用では立ちいかない場面が現れてきたと、多くの採用担当の方々は実感していると思われます。

また、学生からすれば企業を選ぶ際の難易度が上がってしまい、企業選びの時点で難航してしまい、苦しい最中であると思われます。

企業側が時代の変化に合わせた採用システムを取り入れ、積極的に学生にアピールすることが出来たなら。

企業と学生の両者に大きな利益・幸福をもたらすのではないでしょうか?

それが結果的に、自社の成長に大きな恩恵を授けるはずです。

大変な世の中ではありますが、企業・学生ともに良い巡り合わせが訪れる事をお祈りいたします。

この記事が、そのお役に立てれば幸いです。

 

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