SNSの活用が以前にも増して重要になってきた現代で、古くから続いてきた老舗企業もSNSを上手く運用していく必要があります。
もっとも老舗企業はオンラインに対しての対策や活用方法が確立されておらず、どのように活用すればいいのか方向性が分からないというケースが多々みられるのが現状。
しかし老舗企業こそ積み重ねてきた歴史や伝統があるので、オンライン・SNSを上手く活用することができれば飛躍的な業績UPを見込むことができるのです。
そこで今回は老舗企業がSNSを活用するのにあたってのポイントを、実際にSNSを上手く活用している老舗食品メーカーであるメロディアン株式会社の例とともに紹介していきます。
老舗企業ではオンライン・SNSを活用することをしなくても、今まで積み重ねてきた企業の信頼・実績によって業績は安定しているケースがよく見られます。
しかし本当にオンラインやSNSを活用しなくてもいいのでしょうか。SNSを始めとするインターネット技術を導入することで、これまで以上の利益を産む可能性があるのにも関わらず、見逃してしまうかもしれないのです。
老舗企業がオンライン・SNSを活用するメリットは主に以下の3点が挙げられます。
特に老舗企業ではこれまで積み重ねてきた信頼・実績があるので、消費者もSNSで自社サービス・商品を見かけた場合に、安心してサービスの利用・商品の購入に繋がる可能性が高いといえるでしょう。
特に新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、オフラインでのビジネスをオンラインに切り替えていくという動きが急速に進んでいます。
そのため事態が収束した後の世界であっても、対面でのコミュニケーション以上に、SNSなどオンライン上での動きが重要になってくることが予測されるでしょう。
今こそ老舗企業がオンライン・SNSを上手く活用していくべきなのです。
そこで以下では実際に老舗食品メーカーがSNSを活用している具体的な例を紹介していきます。
コーヒーフレッシュの最大大手でもあるメロディアン株式会社は、積極的なSNS活用を行っていく方針であることを2020年7月に発表しました。
今までメロディアン株式会社はコーヒーフレッシュやシロップ、健康飲料などをスーパー・店頭に提供することで認知度の向上を試みていました。
しかし新型コロナウイルスの拡大に伴い、日本でも急速にオンライン化が進んでおり、今後もその動きは継続していくことが予測されます。
そのためフェイストゥフェイスでビジネスを行っているだけでは、それが例え老舗企業であっても立ち行かなくなる危険性があり、オンライン上でのコミュニケーションを増やしていくことが重要です。
オンラインでの動きが加速していくであろう「アフターコロナの世界」を予測し、老舗食品メーカーであるメロディアン株式会社でも従来行っていなかった積極的なSNSの活用が始まりました。
メロディアン株式会社におけるSNS活用の具体的な内容は、主に以下の3つが中心となっています。
メロディアン株式会社では、主にスーパーや店頭への商品提供によって消費者への認知・訴求を行っていました。
しかしスーパーや店頭では限られた消費者に対しての認知の拡大しか期待できず、他の潜在的な消費者に対しては知ってもらえない可能性が非常に大きいです。
しかしSNSを活用することで、レシピを知りたい人や乳酸菌などの健康成分に興味がある人に対して認知度UPを図ることができる可能性があります。
SNSの活用によりこれまで会社のことを知らなかった人に対して認知度の拡大することが可能となり、思わぬところから新たな利益が生まれる可能性があるでしょう。
ここまで紹介してきたように、老舗企業の信頼・安心という背景を武器に、今まで以上の業績をあげる可能性を生むというのがSNS活用の最大のメリットです。
しかし安易なSNSの活用などは創業者の思いや会社の理念を大きく損なってしまう可能性があるでしょう。
そのためSNS活用するにあたっては、創業者の思いや会社の理念を念頭に置いて、老舗企業としての情報の発信という姿勢を忘れてはいけません。
オフライン上でも重要にしていた会社の理念などを、オンラインコミュニケーションやSNSでの情報発信でも貫くことで、オフラインと変わらない消費者との信頼関係を築くことが可能になるでしょう。
こういったこともしっかりと念頭において対策を行いながら、SNSを活用していくことを忘れないでください。
老舗企業には、長い歴史で培ってきた消費者との信頼関係や安心感というものがあります。
オンラインやSNSといっても、根本にあるのは相手への信頼・安心などです。その点老舗企業では、オフラインで信頼を築き上げてきたという大きな実績があります。
そのためSNSを活用するにあたっても変わった手を打つことはありません。もちろんSNS特有のマーケティング手法などの導入は必要でしょう。
しかしオフラインでの消費者に対しての姿勢や思いをSNSという環境でも変わらず行えば、自然と結果はついてくることは間違いありません。
SNSを上手く活用すれば、今までは全く認知されていなかった幅広い層の消費者に対して自社のサービス・商品を知らしめることができるでしょう。
SNSの活用に迷われている老舗企業は、これを機会に導入してみてはいかがでしょうか。