【何から始める?老舗企業のEC事業】最近よく聞くBASE、Shopifyとは

日本でも著しく成長している市場として注目されている「EC」。
最近は、商品力を活かしてECでの直販事業に取り組む老舗企業も増えています。
ECというと、Amazonや楽天などの大手ECモールをイメージする方がほとんどだと思いますが、現在では自社のECサイトを運営している企業も増えてきています。

特に最近では「BASE」や「Shopify」というサービスを通じて、どんな企業でも自社ECサイト運営をすることができるようになったのはご存知でしょうか。
そこで今回は簡単にECサイトを運営することができるサービス「BASE」・「Shopify」について解説していきます。

なぜ大手ECモールではなく自社ECサイトにする必要があるのか?

 

現在ではAmazonや楽天といった大手ECモールが簡単に利用できるようになっているのにも関わらず、自社ECサイトを開く必要があるのでしょうか。
Amazonや楽天という大手サイトでは、すでに確立されたECモールとしての集客力があり簡単にネットを通じて人を集めることが可能です。

しかし消費者からみると、Amazonや楽天といった大手サイトにある商品としてしか認識されず独自性などをアピールすることができないデメリットがあります。
そのため商品を購入してもらっても、消費者はブランドなどを意識することがなく認知度の拡大にもつながりません。

そのため企業として独自性を打ち出しブランド力を高めたい場合、大手ECモールは適していないと言わざるをえないでしょう。
現在ではブランドを重視している企業などは、Amazonから撤退し自社のECサイトを立ち上げるケースが増えています。

そんな中で台頭してきたのが「BASE」や「Shopify」です。

Shopifyについて

Shopifyとはどういったサービスなのでしょうか。特徴や機能、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

そもそもShopifyって何?

ShopifyとはECサイトを簡単に運営できるためのプラットフォームとして、現在世界175ヵ国で100万以上のネットショップの運営に利用されているカナダで設立された企業になります。

ECサイトを利用するためには、大手サイトを利用する以外では自社でサーバー・サイト構築などをする必要がありましたが、Shopifyを利用することで簡単にECを導入することができるようになりました。

Shopifyの特徴

Shopifyの大きな特徴として、拡張性が高いという点があります。

通常大手ECサイトなどでは、パッケージが決まっているのでサイト内でのカスタマイズは制限されているのが通常です。そのため企業の独自性やオリジナル性を出すのは難しく認知度の拡大などには不向きでした。

しかしShopifyでは独自アプリが開発されており、様々な拡張機能を導入することができ企業独自のカスタマイズをすることができるのが大きな特徴です。

Shopifyのメリット

Shopifyのメリットは以下のものが挙げられます。

  • 独自のアプリが多く拡張性が高いので簡単にカスタマイズをすることができる
  • EC導入のコストを抑えながら始めることができる
  • ECサイトの構築・運営に慣れていなくても簡単にできる
  • SNSにも連携しているので企業が集客するにあたって簡単に行うことができる
  • 多言語・他の通貨に対応しているので越境ECサイトに対応可能

Shopifyのデメリット

Shopifyのデメリットは以下のものが挙げられます。

  • 海外サービスなので英語表記が多い
  • 活用するには最低限のプラグラミング知識が必要
  • 大手サイトではないので集客力が必要

特にShopifyは独自サイトの構築をしてくことになるので、大手サイトのように集客は自社で行う必要があります。

そのため企業自体でSNSなどを通じて集客を行っていない場合、立ち上げ初期は集客にてこずることが考えられるので対策が必要でしょう。

BASEについて

BASEとはどういったサービスなのでしょうか。特徴や機能、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

そもそもBASEって何?

BASEとはネットショップを簡単にできるECサイトを作成できるサービスです。

ネットショップを最短でも3分で解説することができるんので、インスタントECサービスと呼ばれることもあります。

現在ではBASEを利用している利用者が120万人を超えていると発表されており、簡単に利用できるシステムが好まれて利用されているといえるのではないでしょうか。

BASEの特徴

BASEの特徴は、なんといっても最短3分でネットショップを開くことができる点でしょう。

  • メールアドレス
  • パスワード
  • ショップURL

この3つを入力すればネットショップを簡単に開設することができるので、あまりノウハウがない人でもできるBASEはECサイトを始めて慣れるには最適のサービスなのではないでしょうか。

BASEのメリット

BASEのメリットは以下の点が挙げられます。

  • 無料で簡単開設
  • 用意されたテンプレートからカスタマイズできる
  • 決済方法も多種多様なものに対応

ECサイトを開設するには、大手サイト(Amazon・楽天)の場合はある程度運用知識が必要になってきます。

しかしBASEでは専門知識は必要なく、簡単に運営を始めることができるので、まずはサイト運営を始めてみたいという企業には最適です。

BASEのデメリット

BASEのデメリットは以下の点が挙げられます。

  • 大手と比べて集客力が無い
  • カスタマイズには慣れが必要
  • 売り上げが出れば出るほどコストが高くなる

BASEは独自ECサイトになるので、大手ECサイトとは違い集客力が弱いという面があります。SNSなどを利用して独自に集客ができれば問題ないですが、集客という面では対策をする必要があるでしょう。

またBASEは基本は無料ですが、売り上げが上がるほど手数料が高くなるという料金体系になっています。

もっとも売り上げが上がっているのであれば、手数料はあまり気にならなくなるので大きなデメリットではないかもしれません。

BASE・Shopifyで独自ECサイトを開設しよう

 

今回はBASEとShopifyについて解説してきました。

企業として独自性を打ち出していき、ブランド性を高めていきたい場合には独自ECサイトは必須といってもいいでしょう。
また、すでに確立されたブランドやファンを持っている老舗企業とは相性のよいサービスと言えます。

今回紹介した2つは簡単に導入することができ、運営も簡単に行うことができます。

一方で大手ECサイトとは異なり集客力がないので、企業として対策をしなければいけないというデメリットもあるので注意が必要でしょう。

ECサイトを導入しようと考えている企業の方は、これを機にBASEとShopifyを導入してみてはいかがでしょうか。

BASE:https://thebase.in

Shopify:https://www.shopify.jp

 

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