老舗企業の後継者である伴侶選びに失敗しない4つのポイント

・老舗企業を経営しているけど、後継者がいない
・どのように伴侶選びをすれば良いか知りたい

上記のような悩みを解決していきます。老舗企業が抱える大きな問題の一つに、伴侶選びがあるでしょう。

この記事では、老舗企業の後継者である伴侶を選ぶ3つの方法を解説。それだけでなく、老舗企業の後継者である伴侶選びに失敗しない4つのポイントも紹介します。

これから伴侶選びを行う企業は必見です。

 

老舗企業の後継者である伴侶選びが難しい3つの理由

 

まずは、老舗企業が後継者選びで悩む3つの理由を解説していきます。
これを理解しておくことで、どのように後継者を選べば良いか戦略を立てることが可能です。

息子が結婚をしないため後継がいない

息子が結婚をしていないため、後継を任せてもその先が見えずに迷っている老舗企業が多いようです。
最近は結婚をする人も少なく、今ならではの悩みですね。
息子に跡継ぎを任せたいのであれば、結婚など将来のことを定期的に話し合っておくことが重要です。

知り合いで任せられる人がいない

息子が普通に会社員として働いているため、知り合いに会社を託す老舗企業も少なくありません。
ただ、会社を任せられるほどの知り合いを見つけるのは、非常に難しいでしょう。
何年も関係を構築している人か、かなり経営に詳しくて信頼できる人を見つけなければいけません。

事業について関心がある人が少ない

事業について関心を持たれていない老舗企業も多いです。
例えば、農家や工場などに対して、最近の若者が興味を持つかと言われたら難しいでしょう。
老舗企業がやっている事業より、最先端であるIT事業などに興味を持つ若者が多いため、若い後継者を見つけるのが難しくなりますね。

 

老舗企業の後継者である伴侶を選ぶ3つの方法

 

老舗企業が後継者選びで悩んでいる理由を知ったところで、どのようにして探していけば良いかを解説していきます。

息子にお願いする

一番信頼できて安全な方法は、やはり息子にお願いすることでしょう。
先ほども紹介したように、息子が結婚をしていなくても任せて大丈夫です。まずは、将来ではなく目の前の会社を存続させることを考えた方が良いですね。

会社は存続させるのが非常に難しく、息子が跡継ぎを探す数十年後までに倒産している可能性も十分にあります。
息子が跡継ぎをできるのであれば、お願いする方が良いでしょう。

人に紹介してもらう

息子が企業に就職しているなどで跡継ぎを任せるのが難しいのであれば、伴侶を探しましょう。
自分の人脈で思い当たらなければ、人に紹介してもらっても良いですね。

最近だとM&A会社という、事業の売買を仲介する企業もあります。そこに依頼して、経営を上手くやってくれる人を紹介してもらえば、良い伴侶が見つかるかもしれません。

ネットで応募をかける

これはあまりおすすめしませんが、ネットで応募をかけるのも良いですね。
多くの人が利用しているネットやSNSで募集すると、ほとんどの確率で誰かが興味を持つでしょう。

ただ、SNSは誰でも簡単にできるサービスのため、経営の経験がない実力不足の人材や、冷やかしや興味本位で連絡をしてくる人がいるかもしれません。

大切な会社の跡継ぎを探すのであれば、信頼できる人を探せるM&A会社に委託してみることをおすすめします。

 

老舗企業の後継者である伴侶選びに失敗しない4つのポイント

 

後継者の伴侶を選ぶ方法を紹介しましたが、その際に人選に失敗する老舗企業は多いです。
後継者がすぐに会社を倒産させたり、事業が急に上手くいかなくなったり。
そのようなことを防ぐために、老舗企業の後継者である伴侶選びに失敗しない4つのポイントを紹介します。
これから紹介するポイントを抑えることができた人物を見つけられれば、安心して後継者を任せて良いでしょう。

事業に関連した仕事の経験がある

御社の事業に関連した仕事の経験がある人は、何も知識がない人より事業に対する理解が深いです。
経験もあるので、後継をしてからスムーズに事業を回すことができるでしょう。
また、経験者から新しい知見を加えて事業をパワーアップさせることもできますね。
事業のことを理解している人に任せることで、新たな知見を加えながら、スムーズに後継を任せることが可能です。

経営の知識がある

御社の事業に関連する経験がなくても、経営の知識がある人は非常に稀です。
数字に強く、利益を出すために多くの施策を打つことができる人材を後継者にすれば、安定した経営ができるようになる可能性が高くなります。

事業に対する知識も重要ですが、同じくらい経営スキルも重要です。
伴侶選びに悩んでいるのであれば、経営の知識を持っている人を探してみましょう。

責任感が強くやり切る力がある人

事業は絶対に上手くいかない時があります。
赤字になったり、取引先との契約が終了して経営存続の危機に陥るなど。

責任感が強くやり切る力がなければ、絶対に挫折してしまいます。
少ししか関わっていない人から責任感があるか判断するのは難しいですが、過去の経歴や実際に関わってみた印象で判断してみましょう。

事業をどのようにしていくのか展望がある

現時点の事業を何も変えずに何十年も会社が存続できるほど、経営は甘くないです。
事業の弱みを見つけて、どのように会社を改善していくのか。売上が大きくなってきたら、どのように展開していくのか。

これからの事業をどこまで先まで考えられるかで、経営は大きく変わります。
伴侶選びで複数の候補者がいるのであれば、どのような事業展開を考えているのか確認しましょう。

後継者に会社を任せて、すぐに倒産するケースはよくあるので、事業に対しての考えを聞いておくべきです。

 

老舗企業の後継者である伴侶選びについてまとめ

 

この記事では、老舗企業の後継者である伴侶選びについてまとめました。多くの老舗企業が悩む問題ですが、この記事の内容でかなり解決できたでしょう。

良い後継者を見つけて、大切な会社が長く存続できることを願っています。最後に、この記事の内容をまとめておくので、ご確認ください。

老舗企業の後継者である伴侶選びが難しい3つの理由

・息子が結婚をしないため後継がいない
・知り合いで任せられる人がいない
・事業について関心がある人が少ない

老舗企業の後継者である伴侶を選ぶ3つの方法

・息子にお願いする
・人に紹介してもらう
・ネットで応募をかける

老舗企業の後継者である伴侶選びに失敗しない4つのポイント

・事業に関連した仕事の経験がある
・経営の知識がある
・責任感が強くやり切る力がある人
・事業をどのようにしていくのか展望がある

 

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